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土俵祭(どひょうまつり)

最終更新日:2019.01.15

土俵祭(どひょうまつり)とは

土俵祭とは、土俵に神さまを呼ぶ儀式のことです。

本場所の初日の前日に会場となる土俵で必ず執り行われ、「方屋開き(かたやびらき)」ともいいます。

土俵祭では行司の最高位である立行司が祭主となり、祝詞を奏上し、供物を捧げて五穀豊穣、国家平安、土俵の無事を祈願し、理事長および審判部長以下の審判委員、三役以上の力士、行司、溜会幹部が参列します。

そして本場所後、お迎えしていた神さまにお帰りいただく儀式が「神送りの義」となります。

※土俵祭は午前10時から30分ほどの儀式となり、入場無料(先着順)で見学することができます。

土俵祭の流れ

土俵祭の流れ

土俵祭は、祭主をつとめる神官装束の立行司が脇行司2名を従え、五穀豊穣、国家平安、土俵の無事を祈願します。

円形の土俵内に、正面に3本、東西に2本ずつ、計7本の幣を立てて三方を囲み、右手には榊(さかき)が飾られます。そしてその中央に二基の三方(さんぼう)を置いて献酒の瓶子(へいし)と清めの塩などが載せられます。

土俵祭は、進行係の口上と呼出の最高位である立呼出が入れる柝(き:拍子木のこと)に従って進められます。

1. 祝詞奏上(のりとそうじょう)

脇行司が土俵に上がり祝詞を奏上します。

2. 清祓いの義(きよはらいのぎ)

脇行司が榊で参列者一同を祓い清めます。「修祓(しゅうばつ)」ともいいます。

3. 祭主祝詞奏上(さいしゅのりとそうじょう)

立行司が本場所の無事平安を祈ります。

4. 祭祀(さいし)

祭主は座ったままで、脇行司が土俵に上がって東西の4本の幣を土俵の四隅に置きます。

5. 献酒(けんしゅ)

土俵の四隅のあげ俵へ左・右・中の順に献酒します。

6. 片屋開口(かたやかいこう)

祭主は軍配を左右に振り、立呼出の柝が入った後、故実にある勝ち負けの道理、土俵の由来、五穀豊穣の祈りなどを以下のように言上します。

「天地開け、始まりてより陰陽に分かり、清く明らかなるものは陽にして上にあり、これを勝ちと名づく、重くにごれるものは、陰にして下にあり、これを負けと名づく。勝負と道理は天地自然の理にしてこれをなすものは人なり、清く潔きところに清浄の土を盛り俵をもって形となすは五穀成就の祭りごとなり。ひとつの兆しありて形となり形なりて前後左右を、東西南北これを方という。その中にて勝負を決する家なれば今はじめて方屋と云い名づくなり」

これを「故実言上(こじつごんじょう)」または「方屋開口故実言上」といいます。

7. 鎮め物を収める

立行司と脇行司全員で土俵中央に鎮め物を納めます。

土俵の中央に15㎝平方の穴を掘り、土俵の安泰を祈願して縁起物である「勝栗、洗米、昆布、スルメ、塩、カヤの実」をかわらけに置き、奉書紙に包んで土俵の穴に安置し、御神酒を注ぎます。

鎮め物は本場所中を通じて埋めておかれます。

8. 徳俵に献酒する

祭主が向正面・西・正面・東の順に徳俵に献酒します。このときも俵に対し左・右・中の順番です。

9. 参列者に献酒する

脇行司が理事長・審判部長・副部長・審判委員に献酒します。

10. 触れ太鼓土俵三周

土俵祭の最後は東花道から呼出による太鼓二基が登場し、土俵を三周して締めくくります。

各4名の呼出が組となり、1名が太鼓を、もう一名が胴を打ちながら土俵の周りを左周りに三周し、そのまま街に触れに出ていきます。

本場所の開催と初日の取組を町に触れ出るため、触れ太鼓は「町周り太鼓」ともいいます。ちなみに「触れ太鼓」は正式な用語ではなく、こちらも通称として使われています。

触れ太鼓は寄せ太鼓と同じ調子ですが、歩きながら打つためテンポがやや速くなっています。

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